「プロダクト開発における技術選定」セミナー
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広報担当
2023/12/16


2023年12月16日(土)に鹿児島工業高等専門学校(鹿児島県霧島市)にて、スタートアップ教育整備事業
インキュベーションプログラム『SPARK』の『プロダクト開発における技術選定』を開催しました。

本プログラムの実施経緯や目的・展望については1つの記事に記載いたしましたので、以下のリンクをご参照ください。
SPARKプログラム始動!


また今回のイベントでは、前日に開催した講演「プロダクト開発の進め方」の内容を元に、プロダクト開発の際に必用な技術選定の考え方を学んでいただくために、ゲストの方にお話しいただきました。


日時:2023年12月16日(土)11:00~12:00

場所:鹿児島工業高等専門学校 起業家工房
※人数変更の為、情報工学科棟 1F 合併教室から会場を変更

ゲスト:岩丸 慎平(いわまる しんぺい)氏

参加人数:5名


まず岩丸氏から自身についての紹介と講演内容の流れについて説明がありました。

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前日の内容のおさらい

前日に開催した「プロダクト開発の進め方」に関して、岩丸氏より内容のおさらいをしていただきました。
主に「Webにおけるデータのやり取りがどのように行われているか」と「Webアプリケーションにおける役職に関しての説明」の2点に関して説明されました。
スクリーンショット2024-06-020.32.09.png↑Webにおけるデータの流れ。

アミュプラザのサイトにアクセスする事を例に説明されました。
※説明の詳細は、前日の記事をご覧ください。
「プロタクト開発の進め方」セミナーレポート

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技術選定における3つの観点と技術選定の方法

前日までの内容を踏まえて、プロダクト開発時における技術選定を考える際には、「フロントエンド」、「サーバーサイド」、「インフラ/アーキテクチャ」の各項目毎の観点を考慮する必要があるとお話されました。
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そして、各項目毎にどのような事を考慮する必要があるのか整理するために、今回は岩丸氏が作成したスライドを例にして技術選定を進める方法に関しての説明が始まりました。

技術選定の進め方

  1. まず始めに、作成するプロダクトに対して必要となる要求と要件を定義し、全体的な内容を整理する。
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  2. 全体的な内容を元に細かな疑問点を抽出し仕様を決定する。
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  3. 実際にどのような構成で技術実装をするのかまとめる。
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また技術選定に関連して、技術的な要件の他に法的な要件に関しても検討が必要になる場合がある事も説明されました。
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まとめ

全体のまとめとして、岩丸氏から技術選定において以下の2点を覚えて欲しいと伝えられ、講演を終了しました。

  1. 技術選定は考える視点や項目が多岐に渡る。技術的には最適解でも、プロダクトの使用者や作成依頼者からすると、使用する技術が合わない場合もあるので視点を広く持って技術選定をする必要がある。
  2. 全ての技術を網羅する事はできないので、技術選定をする時は検討するべき要件を1つずつ解決する事を心掛ければよい。

今回は、起業クラブやインキュベーションプログラムで実際に起業体験を進めている学生チームのリーダーたちが参加し、講演やワークを通して、これまで深く考えてこなかったそもそもビジネスとして成立するのか?という根本的な部分を考える機会となりました。
学生には今回のお話をぜひ、進路選択の際に役立てていただきたいと思います!